ひとり挙手と正答率~くじらぐも~

秋晴れの空に浮かぶ雲を眺めていると
いつも マルの話を思い出します。

くじらぐもの感想

小学1年生の国語の教科書に
『くじらぐも』という物語があるのをご存知でしょうか?
懐かしいと思われたお母さま 多いのではないでしょうか?

その物語を読んだあと
「物語の子どもたちは 最後にどう思ったでしょう?自分だったらどんな気持ちか考えてみましょう。」
と お子さまに たずねてみてください。

今 小学校高学年のお子さまにも
思い出すか あらすじを伝えて 聞いてみてください。

いかがでしたか?

小1の感想

マルは小1の授業でのことを 話し出しました。

先生「くじらぐもが行ってしまったあと みんななら どう思いますか?」

クラスのお友だちの感想は 大多数が
「楽しかった。また遊びたい。」
「遊べて 嬉しかった。」
「また来てね。」だったようです。
もちろん これらも正解です。

先生の求める答えは もうひとつ

そこで先生は
「他に感想は?」と聞かれて
みんなが 先ほどのように答えたところ
もう一度「他には?」と言われました。

すると みんな もう意見は出尽くしたという雰囲気でした。

そこで マル ひとりだけが手を挙げたのです。

ひとりだけでも意見を発表できるか?

お子さまは ひとりだけになっても
意見を言えるタイプでしょうか?

もし 答えが浮かんだとして これが 高学年ならば
みんなの前で目立つからやめておこうと思うかもしれません。

まだ1年生のなので クラスのお友だちも
そこまでの考えは及んでいないと思いますが
マルは ひとりだけ手を挙げたのです。

先生の求める もうひとつの答えは 記事の一番 下に書きますね。
お急ぎの方は 画面をスクロールしてご覧下さい。

テストの正答率

このように 大多数とは違う感じ方ができるかどうかが
国語の読み取りではカギになる場合があります。

テストの結果には 問題毎に正答率がありますが
正答率がひとけたしかない問題は
「難しかったね。みんな間違っているから仕方がない。」とあきらめていませんか?

正答率が低いということは
子どもの大多数が あまりわからない感情についての問題と言えるかもしれません。

相反する気持ち

物語文で問題になるのは
主人公の物事に対して 相反する気持ちの葛藤から
思い悩み どう行動に移すかどうか?ですね。

例えば 戦後 食べ物がなく お腹が空いているときに
いけないことと思いながら 畑から作物を盗んでしまった。とか
もっと 身近なことでは
駅で 目の不自由な人が 困っているのを見かけて
手をかそうか どうしようか迷う などの場面など。

また 友だちがルールを守らなかったとき注意するか どうか?など。

テスト中に 難しいと思ったら とばすことは しょうがありませんが
結果をみて もう一度 親子で考えてみてはいかがでしょうか?

先生の求める答えは?

さて 答え合わせを。
マルは
「『さみしいと思う。』って言ったの。だって くじらぐもとお別れするから。
また来てくれるか わからないからね。
もちろん 楽しかったとも思うけどね。」

みんなも ああそうか そりゃそうだ!という顔になったようです。

『くじらぐも』では 楽しかったとさみしいという相反する気持ちが感じられるでしょう。
1年生の国語ですから 難しい葛藤はありませんが
親しみやすく 分かりやすいです。

中学生の意見

群読でみんなと声をあわせて さよーならーとしていたら
そう思うのは当たり前よ と言うのです。
「みんなは もしかしたら ネガティブっぽい考えは言っちゃいけないと思ったのかもね。」
とマル。

クラスでひとりだったから 約40分の1。
正答率にすると3%足らずです。

他にも 「私ひとりだけ みんなと違う(正しい)答えを言うことが よくある。」そう。

かわいい子には葛藤させよ

▶ネガティブな気持ちを くみとって言葉で表す
「悔しいね」「はずかしかったんだね」
「妬んでたの?」など。
こういう気持ちには『名前』があるとわかる。

▶どうすればいいか 考えさせる。
親子で 一緒に考える(ふりをする)。
こどもなので ネガティブな気持ちのまま 会話が終わることも たまには良いことにします。

いつも 親が 答えを出してしまわない。
『正しい解答』を先に言うと ネガティブな気持ちを見てみぬふりをするようになり
言ってはいけないと思うようになる。

すると テストのとき葛藤する心の動きがわからなくなるかもしれません。

ネガティブな自分を認めた上で どうすればいいか 考えられるようになれればいいですね!

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