カフェで宿題 ~母親の姿が見えなくなったら…~

冬になると 学校の帰りに 他府県の塾の基幹校へ直行することが 増えてきました。
志望校別の講座の時間割りは 公立小向けですから 私立の日程と合わないことが 多々あります。

塾の用意と着替えをとどける

学校へ塾の用意は重たくて多いので持っていって 帰りに寄ることもできません。
また 寄り道は校則違反になってしまうからNGです。

そのために いつも 塾の用意と着替えを持って 塾の近くのカフェでマルを待っていました。
駐車場代 電車代 飲食代と 度重なると結構な出費になりました。
寒いなか 気持ちも 荷物も重たかったです。

カフェで宿題

毎日 塾と学校の宿題に追われていて 家で仕上がっていない日が 増えてきました。
塾が始まる時間ギリギリまで カフェでおやつをつまみながら 宿題をします。

いつも 他にもなん組か 同じような親子が見受けられます。

ある親子のやりとり~母親と男の子~

マルと軽食をとっていると 隣に上品な出で立ちの母親と 男の子が座りました。
席につくと 男の子は塾のテキストとノートを出して勉強を始めました。

母親「早く しなさい。」
男の子「…やってるよ」
母親「もう 間に合わないから 答えを写しておきなさい。
男の子「うん。」

そして 母親が お手洗いに行くために 席を離れました。
男の子は 母親が見えなくなったとたん…

子どもを 追いつめていないでしょうか?

母親が見えなくなったとたん テキストを バンバンたたき 鉛筆をテーブルにたたきつけ
テキストに頭を突っ伏して 「はあ~~~あ!」と大きなため息をついた
のです。

私とマルは 黙ったまま顔を見合わせました。
マルが こそっと「あの子 ▲塾よ。まだ5年生。あの問題は。」

男の子は しばらく テーブルに突っ伏していましたが 母親が戻ってくる少し前に
鉛筆を持ち直し ノートに答えを写していました。

マルはを塾へ見送るとき 「マルも ああいうことしてるの?」と聞くと
「まあ いろいろあるからね。そういうときも あるかもね。でも 5年生のときはあそこまではないかな。」

あの 男の子は 今 どうしているのか?

ふと あのときの男の子は どこの中学に通っているのか? と気になります。

問題をある程度考えたあとは 答えを写すことはありますが
なんだか そういうことでも 無さそうだったので 後味がよくありませんでした。
マルが通う塾は 宿題をしていなくても怒られないので 解らなくてできなかったら やっていきませんでした。

答えを写して やり方がわかることもあるでしょうが
じっくり時間をかけて 考えながら写すからこそ 身につくと思うのですが。

子どもも 親も ふんばり時ですね。