入塾を引きとめる母

泣いているマルを引きずって塾へ連れて行き
体験授業を受けたとたん
「私 塾行く!」のお得意の手のひら返し。

私は授業を見学しながら塾のパンフレットを見ていて
入塾すると 大変ではないか?と思い始めたのです。
そこで マルとファストフード店に入り話し込みました。

学校との両立

まず 学校の勉強がおろそかになるのではないか?
という心配がよぎりました。

私立小学校に併設されている中高に
それなりの学力で進学させるために
とても丁寧にカリキュラムを組まれています。

主に 先取り学習し こぼれ落ちたところを
補習をするというスタンスです。

公立小のおよそ倍の早さの進度ですから
宿題も ものすごく多くてむつかしい応用問題まで 独自の問題集で繰返します。

学校の宿題だけで2時間以上かかっているのに
塾の宿題が増えたら おけいこごとは
全てやめなくては時間が足りないでしょう。
それは もったいないと惜しくなりました。

体調の心配

学校だけでも 疲れて帰宅して 晩ご飯まで寝てしまったり
宿題ができませんでしたと 連絡帳に何回も書きました。

6年生になれば自宅近くではなく
他府県の基幹校まで通わなくてはなりません。
しかも 朝から夜遅くまで。

長期休業中はお昼のお弁当を持たせ
夜のお弁当を届ける家庭が多いようなのです。
もちろん 塾の中でお弁当の販売はありますが。

私も持病があり しょっちゅう寝込むので
できるだろうかという不安も。

経済的なこと

そして 一番の気がかりは経済的なこと!
実は 私立小の学費は マルの持病の公的な援助から出していました。

みなさまの税金をいただいているのだから
マルが世間様にお返しできるよう
自立するために 勉強をがんばって欲しい
ということもあり私立小に進学させたのです。

しかし これは 毎年必ずいただけるわけではなく
いつ 打ち切られるかわかりませんでした。
本来それは マルの体調が良くなっているということで喜ぶべきところなのです。

夫も私も この公的な援助がある間は 私立に通わせて
打ち切られたときは 公立に転校させる覚悟で
進学を決めたのです。

当初 塾へ入れずに 私立小に通わせるというつもりでしたが
成績を保つために塾へ行くと
家計が火の車になることは目に見えています。

引き留める母親

マル「おけいこ 全部やめる!塾行きたい!
幼稚園でお教室行けなかったから。
今 みーんな行ってるよ!」
母「宿題 いっぱいあるのに できるの?」
マル「おけいこやめたらできるよ。」
母「疲れて 今だってできてないじゃない!」
マル「絶対するもん!」
母「…(涙)」
母「英語だけは行こうね。中学であるから。
英語の塾なんだから。」
マル「わかった。」
母「学校と塾の宿題ちゃんとするって約束!」
マル「このまま手続きしに行こうよ!」
母「もう ホントにできるの?」
また 最初に戻る!

このやり取りを 繰返すこと小一時間。
きっと お店では変な親子に見えたでしょう。
塾に行きたい!という子どもを
母親が泣いて止めている
という光景。

マルが私立小学校へ行くと行った時にも
ひきとめていた親です。
また同じ事をしていました。
子が子なら親も親です!