『手術できてイイね!』あきらめない力②

やはり子どもがもうできないと思うと
ジワジワとショックが胸に広がりました。
しばらくして不妊治療専門病院へ夫婦で向かいました。

急展開!

一通りの検査を終え 診察室によばれると
先生が「おめでたですよ。」とおっしゃるではありませんか!
私はポカーン
夫はガッツポーズ

それから つわりがひどく 1週間ほど入院し
そのままドクターストップがかかり
仕事はやめざるをえませんでした。

一度は 生涯この仕事に打ち込もうと
決めていたので 残念です。
結局 今も 私の持病のため復帰していません。

ポリープができて処置したりと忙しい妊婦生活。

禍福は…

それから 10ヶ月目のエコー検診で
お腹の子どもの異常を見つけてくださったのです。

もう この1年あまり私の人生はジェットコースターのようにスリル満点で
どうなっているのかしら?と思いました。
すぐに 大学附属病院に転院し
3日後の夜遅くにまた腹痛です。

おかしい 妊娠しているのに
ナゼ 生理痛のような痛みがあるの?
と看護士さんにお伝えすると顔色がサッと変わり 陣痛を計る器機に私をつなぎました。

「立派なイイ陣痛です!なんでもっと早く言わないの?あーもう開いてる!」

子宮内膜症だと生理痛がひどく
陣痛よりひどい人がいる
と聞いたのは このずっと後。
この日 そう言えば朝から 下着がヨゴレていたし(今 思えばおしるしです)
お腹が張って痛いけど
時々ですし(陣痛は間隔があきますから)
はじめての出産なのでわからなかったのです。

誕生

夜中に主治医が「子宮筋腫も併発していて 赤ちゃんがつっかえて出られないので 今から緊急帝王切開します!」

陣痛の合間に 手術合意書にサインして
身内が来ないうちに
あれよあれよとまな板の上の鯉のように手術台にのせられ
下半身麻酔 切開 グイグイお腹を押さえられ
マルは元気に大泣きしてでてきました!
かわいい!ありがとう!と私も号泣!
それにしても 授乳しながらの帝王切開の後の後陣痛が辛かったです。

手術できてイイね

マルは持病があり未熟児で誕生してほどなく手術。
その後もなんどか入退院のくりかえし。
ICUにいる間は 母乳を渡せず
自分で搾乳して捨てていました。
なんとか 母乳を枯らさないよう必死でした。

ある日 入院中にプレイルームで子どもを遊ばせていたとき
他の病室のあるお母さまが
「手術できてイイね。」と
自分の子どもに目をやりながらおっしゃったのです。
「ウチの子は 手術できる体力がないって言われたからね。」

またあるときは 病院の近くで夫婦で食事をしていると
店長さんが
「誰か入院中?手術?良かったね~!
できるんだったら元気な証拠だよ!」

マルの手術を前にした私たちが
きっと暗い顔をしていたのでしょう。
あちこちで そう励まされました。

当たり前じゃない!

小さいマルを連れていると 見ず知らずの私たちにお声をかけてくださる方が多かったです。

手術後に初めての旅行中でのこと
何かを感じられたのでしょうか?
旅館の女将さんに
「かわいい赤ちゃんやね!
いることが 当たり前と思ったら あきまへんえ!」

はい!その通りですね!
受験でマルとよくぶつかりましたが
その度に このフレーズが いつも胸に響くのです!

偏差値が上がった 下がったと一喜一憂するたびに
良くないとわかっていても つい…ですね。
あきまへんえ~(^-^;